今回は昭和大学の総合職の求人です。

求人の掲載元は「マイナビ転職」です。

大学職員を多く扱っている求人サイトは間違いなくマイナビ転職です。
マイナビ転職の方がリクナビNEXTよりも求人の質も量も優れています。

私は昭和大学という大学をこれまで知りませんでした。
最初は昭和女子大学の姉妹校かなと思いました。
実際は、昭和女子大学とは関係のない、医療系で有名な大学です。


知名度の点で東京六大学ほどの応募者が殺到するとは考えられませんが、
首都圏にある大学で、ある程度の規模があり、マイナビ転職に掲載している求人です。

大学職員の倍率はただでさえ100倍を超えると言われていますが、全国から応募者が集まり、マイナビ転職にも掲載されていることが加わり、応募総数は1000以上はあるものと思われます。
単純比較はできませんが、昭和女子大学の職員採用試験の応募総数は2000あったそうです。
同様にマイナビ転職に掲載されていて、ボリュームのあるエントリーシートを書かなければいけないのにも関わらずです。

ただ、倍率が高いからといって諦めることはありません。
できる準備を最大限する。それが大事だと思います。

では、実際の求人ポイントと採用試験の対策について考えていきたいと思います。




求人掲載元

「マイナビ転職」です。


https://tenshoku.mynavi.jp/jobset/index.cfm?fuseaction=mrjt_EntryJobinfo_form&client_id=210888&plan_id=4&contract_id=3&job_seq_no=1&member_id=1004183155&entry_id=20440923


求人の特徴

「事務系総合職」の求人です。
いわゆる、正規職員です。

採用予定日は4月1日とあります。

一般企業では応募から内定までで1カ月~2カ月で決まることが多いですが、大学の場合は半年間かけて試験が行われることが少なくないです。今回の昭和大学の選考は、既卒の枠となりますが、新卒のようなゆっくりした選考スケジュールになっています。

また、昭和大学の既卒の採用試験は年1回です。このタイミングを逃してしまうと、あと1年待たなければいけないので、志望度の高い方は計画をきちんと立てて試験に臨む必要があります。


応募要件には次の記載があります。

「4年生大学卒業以上かつ、企業・病院等で下記のいずれかの業務に5年以上従事された方


◎総務 ◎人事・労務 ◎財務 
◎研究支援 ◎施設管理 ◎学事 ◎入学支援 ◎病院
もしくはそれ以外の特定業務経験のある方」



年齢制限は設けられてはいません。35歳以下とか30歳以下とか、若年者に絞っている大学が多い中で、この昭和大学の対応は好意的です。

ただ、大学卒業以上で、企業や病院などで特定の業務に5年以上の職務経験が必要です。総務、人事・労務、財務、研究支援、施設管理、学事、入学支援、病院等の、どこかの組織で働いた経験があれば良いようです。営業畑というより管理部門畑や大学・病院で仕事したことのある人を求めているようです。大学は利益を目的としない非営利組織なので、営業のようなビジネス色が強い職種は、あまりそぐわないということなのかもしれません。

第2新卒の方は残念ながら歓迎されていないようで、管理部門で職務経験のある人もそうそう多くはいないので、この2つの点だけでも少し高めにハードルが設定されています。

逆に言えば、中堅どころの35歳でも、40歳で大学業界に転職をしたいと望む人で、今まで管理部門で仕事をしてきたという方にはチャンスな求人と言えます。


応募をすすめたい人

昭和大学への求人に応募をすすめたいのは、公務員のような社会的な安定と経済的な安定をしたいと願う男性かと思います。

働きやすさという指標はあいまいで、わたしもそこで実際に働いたことがないのでわからない部分は多いです。ただ、口コミの評価などを勘案すると、特に病院部門ではライフよりもワークを尊重する風土が抜け切れていないようです。大学、特に病院をもつ医学系の大学は独特な雰囲気なところが多いです。大学病院はいわゆる、トップダウンが強い傾向にあり、ドラマの「白い巨塔」の世界をイメージすると分かりやすいかもしれません。

働きやすさを求めるよりは、社会的地位や経済的な安定を求める人が合っているように思います。また、それまでで公官庁や大学病院などで、ヒエラルキーが強烈な風土で働いてきて、そのような保守的な環境に慣れている方には良い求人なのかなと思います。

一方で、学生対応が主の教務部門への配属になれば、風土や働きやすさも違ってくるかとは思います。マイナビ転職に記載のある情報では、産休・育休の実績もあり、働きやすさを売りにしています。ただ、実績についての具体的な記載がないので、その情報を鵜呑みにしない方が良いです。総合職での採用となる以上、異動は避けられないと思っておいた方が良いと思います。大学病院部門で働くとなったときにどう働くかは想定しておきましょう。

働きやすさを計る指標として、平均有給休暇取得日数も記載がありますが、マイナビ転職に記載はありませんでした。また、付与される日数については、「最高限度20日」とありますので、労働基準法の基準と同じように思われます。2年目11日、3年目12日、4年目13日・・・と増えていき、20日がMAX日数と思われます。ただ、入社後半年後に発生するのか、入社後すぐ発生するのかは、その大学や会社によって異なりますので、「最高限度20日」という記載からは何とも言えません。

また、勤務地は「東京、神奈川、山梨」となっていて、ほとんどの確率で関東圏になるので、関東圏で腰を落ち着けて仕事をしていきたいう方にとっておすすめできる求人かと思います。ただ、総合職である以上、異動はあるものと思いますので、気になる方は採用試験の際に人事担当者に聞いた方が良いかもしれません。

大学職員とし総合職として働く場合は、大体3年~5年で異動があります。一般企業の総合職も同様に異動がありますが、法人部門と教学部門の全く畑の異なる部署への異動も計画的に行われるという点で、人事や経理など特定の部署で長く働いていきたいという人にとっては向かないかもしれません。しかし、大学職員という職業の中で幅広く学校運営に携わりたいという人にとっては理想的な環境といえます。


求人の懸念点

医学系の名門大学という看板と、マイナビ転職による情報拡散によって、多くの応募が予想されますので、選考の難易度はハイレベルになります。求めるホームページ上の募集要項には英語力は書かれておらず、TOEICの点数が低いからといって選考対象から外すようなことはしないと書かれています。


実際はTOEICで言うと、700点以上はあった方がいいでしょう。どうでしょう。大学入試の偏差値が65ということを考えれば、800点~900点はほしいところです。

現に、有名大学の採用試験にはTOEIC900点レベルの人もザラに応募してくることも考えられます。他の能力が同等で、大学職員の専任職員は知名度のある大学であればあるほど英語力がある方が選ばれるのはごく自然の流れです

誤解を恐れずに言いますと、仕事でそれほど英語を使う機会がなくても、潜在的な英語力を求めます。それについては、大学としての建前とプライドがあるので仕方がない面もあります。TOEICの点に自信のない方はぜひ点数を上げて臨みましょう。


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また、大学独特ののんびりした風土が根付いている可能性もあります。ビジネスという意味で民間企業とは感覚が異なっていると思っていた方が良いです。わたしも大学職員に転職したときに経験しましたが、これまでバリバリ働いてきた人にとっては、平和すぎてギャップがありすぎて、ワークライフバランスがよくても、逆に耐えられないというミスマッチを生む可能性もあります。要は退屈すぎるとそれが逆にストレスになることもあるのです。

今回の求人は総合職の求人です。東京、神奈川、山梨に勤務地が限定されますので、転勤の心配はあまりしなくても大丈夫と思われます。しかし、一つ注意しなければいけないのは、病院への配属の可能性があるという点です。病院といえば、現場では夜勤があり大変な職場です。大学職員だからといって配属や異動は大学になるとは限りません。大学で働きたいと考える人にとっては、病院で働くことになる可能性もあることは十分考慮したうえで応募するようにしましょう。

もう一つ懸念される点としては、休日日数についてです。マイナビ転職には、休日日数の記載がありません。夏季休暇と年末年始休暇があることを理由に働きやすい職場と記載されていますが、夏季休暇は6日間のみです。これは一般企業並の日数です。そして、土曜日は休日に指定されていません。大学は今でも、毎週土曜日に勤務があったり、隔週土曜日に勤務があったりするところがあります。この記載のされ方から推測するに、今回の昭和大学もいずれかだろうと思います。完全週休二日に慣れている方は、週6勤務が組み込まれてしまっていることは、体的にもメンタル的にも大変かということを考慮しておいた方が良いのかもしれません。


人情報の一部抜粋

【事業所名】
 学校法人 昭和大学

【勤務場所】
≪東京都/神奈川県/山梨県のいずれかのキャンパス・病院・研究所≫
◆東京都(品川区、大田区、江東区、世田谷区)
◆神奈川県(横浜市都筑区、青葉区、緑区)
◆山梨県(富士吉田市)

【職種】
 事務系総合職


【応募条件】
 4年生大学卒業以上かつ、企業・病院等で下記のいずれかの業務に5年以上従事された方


 ◎総務 ◎人事・労務 ◎財務 
 ◎研究支援 ◎施設管理 ◎学事 ◎入学支援 ◎病院
 もしくはそれ以外の特定業務経験のある方



【給与】
 月給24万2,000円以上(基本給+諸手当)

 ※経験・年齢を考慮し、大学の規定により決定いたします。

初年度年収 

350万~500万円

モデル年収例

年収620万円/37歳 事務総合職 経験14年/係長、扶養家族あり(子1人)の場合
年収570万円/32歳 事務総合職 経験10年/係長、扶養家族あり(子1人)の場合
年収460万円/30歳 事務総合職 経験6年/主査、扶養家族なしの場合


【手当】
 通勤手当、超過勤務手当、住宅手当、扶養手当


【賞与】
 あり(年2回)


【勤務時間】
 8:30~17:00
 ※部署により交代勤務あり(土、日、祝日)
 ※部署により早出、遅出業務あり



【休日等】
 ◆休日◆
 日曜日
 祝日
 創立記念日(11月15日)
 年末年始休暇

 ◆休暇◆
 有給休暇(最高限度20日)
 産休/育休(法定日数付与)
 夏期休暇6日(平成29年実績)
 特別有給休暇(慶弔関係2~7日)

【福利厚生】
 日本私立学校振興・共済事業団(健康保険・年金)
 雇用保険・労災保険
 昭和大学厚生資金貸付制度
 私学事業団共済貸付制度
 私学事業団共済貯金制度
 ベネフィット・ステーション(福利厚生サービス)
 リゾートトラスト・ラフォーレ倶楽部の優待利用施設


選考方法について

選考は3段階で行われるようです。

◆採用フロー◆
・マイナビ転職の『応募フォーム』にエントリー
 ★応募締切【10月11日(木)まで】
 Web書類選考を実施し、通過された方には応募書類の
 郵送方法をご連絡いたします。
 ※複数回ご応募いただいた場合、
  初回の応募を正式応募として取り扱わせていただきます。
 ↓
・書類選考⇒郵送いただいた応募書類をもとに選考
      通過者にのみ11月中旬頃までに
      一次面接のご案内をさせていただきます。
 ↓
・一次面接⇒11月20日(火)または11月22日(木)
      11月27日(火)までに合否通知
 ↓
・二次面接⇒12月3日(月)または12月5日(水) 
      12月10日(月)までに合否通知  
 ↓
・内定  ⇒二次面接で合格の場合、内定
 ↓
・着任  ⇒平成31年4月1日
      ※相談により着任日を早める可能性があります。




書類選考は、webと郵送の2段階で行われます。マイナビ転職からエントリーし、web選考が通過した人に履歴書の郵送案内のメールが送られてきます。指定の履歴書に加え、次の3つのテーマについてそれぞれ5行あるシートがあります。

①転職理由について
②学校法人(大学・病院)職員を志望する理由を具体的に記入してください。
③あなたの今までの経験や強みを、どのように医系総合大学である昭和大学の運営に活かすことができるのか、具体的に記入してください。



②③はオーソドックスな質問ですが、①はありそうでなかなかない質問です。面接で確認されることはあっても、エントリーシートで転職理由をストレートに聞いてくることはあまりありません。採用後の定着してくれるかどうかを見るための質問ですが、転職理由はマイナスなこともオブラートに包んで今回の転職は長く続けますよということをアピールしなければいけません。表現にも気を付けた方がよいので、文章にするとなかなか難しいです。他の人に見てもらい、チェックしてもらった方が良いかもしれません。


面接は2回あり、中途採用では一般的な回数です。
1回目が所属長で2回目が役員でしょうか。

気になるのは、筆記試験の記載がないことです。大学職員の採用試験は、大抵、筆記試験があります。
しかも、大学によっては一般教養、事務処理能力、作文、性格適正検査、パソコン能力検査など多方面の検査があります。昭和大学の過去の体験談を見てみると、どのタイプの問題がでるかはわかりませんでしたが、言語と非言語などの何らかの筆記試験はありそうです。


対策としては、言語は漢字と四字熟語などの問題に慣れておくこと。非言語は、確率や推論や集合などの出やすい問題を集中的に解く練習をして、勘を取り戻しておくことでしょう。採用試験の問題は、時間との戦いです。

念のため、作文対策もしておいた方が良さそうです。昭和大学のホームページなどから、建学の精神や学部、取り組みなどについて情報を頭に入れておくことが有効です。また、大学業界全体の動向から医系大学の課題と昭和大学が抱える課題についても、頭を巡らせておいたほうが良いです。さらに、解決に向け方策と自分のスキルや経験を絡めてどう活かしたいかまで練れていれば完璧です。大学職員の採用試験の作文問題は、これらの点を押さえておけば9割型カバーできます。

また、選考日はすでに開示されています。11月、12月に計2度大学に足を運ぶ必要がありますが、1次面接も2次面接も平日の設定になっています。平日に仕事がある社会人の人にとっては、結構厳しいスケジュールになっています。現職があり、職場に言わずに試験を受ける人も多いと思いますので、なかなかピンポイントで休めなかったりもします。勉強する時間も準備する時間も中々取れないものと思います。

逆に言うと、学生、離職中の人に有利なスケジュールになってきます。
チャンスと思って万全の態勢で試験に臨みましょう。


この求人のまとめ

給料だけを見ると、非常に恵まれていると思います。民間企業とは異なり賞与は安定しているようです。会社の業績連動がない分、公務員に近いです。ただ、個々人のスキルや能力によって多少の違いはあるようです。いずれにしろ、社会的地位と経済的安定があり、民間企業から転職したいという人にとっては魅力的に映る求人かと思います。

大学職員であると同時に、大学病院職員であることも考慮に入れて、冷静に考えてみましょう。

年に1度の求人の募集のようですので、興味を持たれた方は準備をされて望んでみてください。
私も準備して臨みます。
お互い内定目指して頑張りましょう!!



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