上智大学の総合職の求人についてです。

今回の求人の掲載元は「大学ホームページ」です。

マイナビ転職やリクナビNEXTへの掲載はなく、大学独自で実施される採用試験となります。
マイナビ転職やリクナビNEXTに掲載されていないということは、求人情報の露出度が少ないです。
その分、比較的、全体の応募者数も絞られてきます。

上智大学は全国的に有名な文系私立大学です。
上智大学の.卒業生に限らず、大学職員の仕事を探している人にとってはあこがれの職場です。
応募者が絞られてくるとはいえ、首都圏の大学となると全国から応募者する人もいます。
大学職員の倍率はただでさえ100倍を超えると言われていますが、応募総数は500以上はあると予想されますので、採用試験に向けて、念入りに準備をしておきたいところです。

先日、受験してきた愛知県の大学の採用試験も同様にマイナビ転職やリクナビNEXTへの掲載がなく、大学ホームページのみで周知されていました。それでも筆記試験には250人ほどはきていました。書類選考はおそらくなかったので、250人ほどが応募したことになりますが、単純に考えると上智大学はそれよりも多い応募があると見込んでおいた方がよいでしょう。


ただ、倍率が高いからといって諦めることはありません。
できる準備を最大限する。それが大事だと思います。

では、実際の求人ポイントと採用試験の対策について考えていきたいと思います。




求人掲載元

「大学ホームページ」です。

↓上智学院専任職員募集のお知らせ
https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/employment/2019_staff_entry2.html

求人の特徴

「専任職員」の求人です。専任職員とは、いわゆる、正規職員です。
採用予定日は4月1日とあります。
大学の正職員の採用試験は長丁場で行われます。

民間では応募から内定までで1カ月~2カ月で決まることが多いですが、大学の場合は半年間かけて試験が行われることが少なくないです。今回の上智学院の選考は、既卒の枠となりますが、新卒のようなゆっくりした選考スケジュールになっています。

また、上智学院の既卒の採用試験は年1回です。このタイミングを逃してしまうと、あと1年待たなければいけないので、気合を入れて試験に臨む必要があります。

採用人数は、2017年が1人、2016年が2人とのことです。2018年も極端に5人に増えるようなことはありませんので、1人~2人と考えるのが妥当です。

応募要件には次の記載があります。

・4年制大学、大学院を卒業し、職務経験のある方。
・特に、経理、人事、法務、情報システムの経験のある方。
・外国籍の方の応募も歓迎いたします。



年齢制限などは設けられてはいません。35歳以下とか30歳以下とか、若年者に絞っている大学が多い中で、この上智学院の対応は好意的です。

強いてあげられているのは、大学卒業以上で、職務経験があるという点です。また、必須ではないものの職種も管理部門の経理、人事、法務、情報システムと限定されていて、営業畑というより管理部門畑で仕事したことのある人を求めているようです。営業経験は学校のようなところでは、あまりそぐわないのかもしれません。実際にホームページ上で先輩社員として、紹介されている人も法務や学事系の事務に携わっている方が多いようです。

第2新卒の方は残念ながら歓迎されていないようで、管理部門で職務経験のある人もそうそう多くはいないので、この2つの点だけでも少し高めにハードルが設定されています。

逆に言えば、35歳でも、40歳でも管理部門で仕事をしてきたという方にはチャンスな求人と言えます。

応募をすすめたい人

上智学院で働くことの良い点は、働きやすさだと思います。

働きやすさという指標はあいまいで、わたしもそこで実際に働いたことがないのでわからない部分は多いです。ただ、女性が多い学校なので、職員の方も女性が多く女性が尊重される文化にあるように見受けられます。また、ホームページに掲載されている先輩社員の記事の中で、夏季休暇が2週間取れて、プライベートの時間を大切にできる環境があると書いてあるところから見ても、働きやすさは一般企業以上にあることが予想されます(部署にもよるかと思いますが)。

育児休業についても記載があります。2017年、2016年ともに取得者が7名と復職率が100%とあり、育児休業をとったあとに辞める人がいないということからも働きやすい環境が整備されているといえます

私が以前に働いていた一般企業では、産休とともに退職したり、育児休職からの復職時に退職を選択する人もいました。産休に入る前に、その職場が子育てをしながら仕事しやすい環境かどうかは大抵わかります。1年や2年で制度や風土が大きくかわることもそうそうないです。ということは、子育てにも短時間勤務などで融通をきかせてくれる制度や風土が整備されているといえます。

働きやすさについては、もう一つ平均有給休暇取得日数も記載があります。はっきり言って、大学でここまで有給取得日数を公開しているところは珍しいと思います。当たり前ですが、公開情報に嘘は書けませんので、取得日数が少ない企業や大学は積極的にホームページ上で公開はしません。それだけ、気兼ねなく取得できている人が多いということなのでしょう。ただ、付与される日数については、「採用初年度10日」とありますので、労働基準法の最低基準のようです。2年目11日、3年目12日、4年目13日・・・と増えていき、20日がMAX日数と思われます。

逆に言ってしまうと、企業戦士として営業をしてきて成果やノルマを求める人にとっては、大学でその経験を活かしたいというような方にとっては、向いてない職場環境なのかもしれません。ホームページの雰囲気を見てみると、勉強が好きな優等生タイプが向いているのかなと思います。

また、勤務地はほとんどの確率で関東圏になるので、関東圏で腰を落ち着けて仕事をしていきたいう方にとっておすすめできる求人かと思います。ただ、異動については、定期的なジョブローテーションがあるようです。ホームページ上には、次の記載があります。

「学院全体の人事政策と個人のキャリアプラン等、さまざまな点を考慮して人事配置をします。
入職後の3ヶ月間は試用期間となり人事局付となります。一概には言えませんが、およそ3~5年で1部署の経験を積んでいただきます。
入職後10年で、法人部門と教学部門の両方を経験していただけるよう配慮しています。
また、学校法人としての採用になりますので、短期大学部(神奈川県秦野市)や社会福祉専門学校(夜間開講・時差勤務あり)に配属される可能性もあります。 」


3年~5年で1部署の経験、法人部門と教学部門の両方の経験を積むことになることになります。一般企業の総合職も同様に異動がありますが、法人部門と教学部門の全く畑の異なる部署への異動も計画的に行われるという点で、人事や経理など特定の部署で長く働いていきたいという人にとっては向かないかもしれません。しかし、大学職員という職業の中で幅広く学校運営に携わりたいという人にとっては理想的な環境といえます。


また、教育機関の中でもキリスト教系の学園では特にこの傾向があると私は感じているのですが、「ボランティア精神」や社会活動が好きで実際に活動している方にはこの手の求人にマッチすると思います。


求人の懸念点

知名度とブランドの面から言って、選考の難易度はハイレベルです。求めるホームページ上の募集要項には英語力は書かれておらず、TOEICの点数が低いからといって選考対象から外すようなことはしないと書かれています。

ですが、よく考えてみてください。上智大学といえば、キリスト教系の文科系大学です。マイナス評価とはならなくても、プラス評価にはなります。その証拠に提出が求められる書類の中に、成績証明書などの他に「各語学検定の資格やスコアを証する書類」とあります。本当に求められなかったら、TOEICのスコアを証明する書類の提出を求めません。しかも、世の中に様々な資格がある中で、各語学検定のいうことが書いてあるということは、やはり語学力があることは選考基準の中で大きなウエイトを占めるということだと思います。

実際はTOEICで言うと、700点以上はあった方がいいでしょう。どうでしょう。大学入試の偏差値が65ということを考えれば、800点~900点はほしいところです。

現に、有名大学の採用試験にはTOEIC900点レベルの人もザラに応募してくることも考えられます。他の能力が同等で、大学職員の専任職員は知名度のある大学であればあるほど英語力がある方が選ばれるのはごく自然の流れです

誤解を恐れずに言いますと、仕事でそれほど英語を使う機会がなくても、潜在的な英語力を求めます。それについては、大学としての建前とプライドがあるので仕方がない面もあります。TOEICの点に自信のない方はぜひ点数を上げて臨みましょう。


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また、女性が多く、大学独特ののんびりした風土が根付いている可能性もあります。また、大学のトップもいわゆる牧師さんですので、ビジネスという意味で民間企業とは感覚が異なっていると思っていた方が良いです。わたしも大学職員に転職したときに経験しましたが、これまでバリバリ働いてきた人にとっては、平和すぎてギャップがありすぎて、ワークライフバランスがよくても、逆に耐えられないというミスマッチを生む可能性もあります。

今回の求人は総合職の求人です。上智大学は東京と神奈川の他、大阪にサテライトキャンパスがありますが、転勤の心配はあまりしなくても大丈夫と思われます。しかし、一つ注意しなければいけないのは、上智大学での採用ではなく、上智学院での採用という点です。上智学院には、短期大学や社会福祉専門学校も運営されています。部門によっては、夜間開校で不規則勤務となる可能性もあるようです。

配属や異動は上智大学になるとは限りません。大学で働きたいと考える人にとっては、短期大学や社会福祉専門学校で働くことになる可能性もあることは十分考慮したうえで応募するようにしましょう。


人情報の一部抜粋

【事業所名】
 学校法人 上智学院

【勤務場所】
 ◆四谷キャンパス (法人、大学、社会福祉専門学校) 東京都千代田区
 ◆目白聖母キャンパス (大学) 東京都新宿区
 ◆秦野キャンパス (短期大学部) 神奈川県秦野市
 ◆大阪サテライトキャンパス  大阪府大阪市

【職種】
 専任職員(基幹総合職)

【応募条件】
 4年制大学、大学院を卒業し、職務経験のある方。
 特に、経理、人事、法務、情報システムの経験のある方。
 外国籍の方の応募も歓迎いたします。


【給与】
 ◆基本給: 職務経験者(29歳例) 月額294,700円(税込)
 ※基本給は、個々のスキルレベルや職務経験に応じて決定します。


【手当】
 ◆通勤手当、超過勤務手当、役職手当があります。 (住宅手当、家族手当はありません) 


【期末手当】
 ◆期末手当: 支給率 年間4.25~5.25ヶ月 (※評価結果により異なります)


【勤務時間】
 月曜日~金曜日(週休2日制)
 始業9:00、終業17:00 (休憩11:30~12:30)
 (一部の部署では交替制による変則勤務時間、休日振替勤務があります)



【休日等】
 ◆休日: 土曜日、日曜日、祝祭日※1、年末年始(12/29~1/4)、創立記念日(11/1)、ザビエル祭(12/3)※2

 ※1 祝祭日の一部は、授業実施日のため勤務日となります。(代替休日があります)
 ※2 上智大学は、聖フランシスコ・ザビエルの「日本のミヤコに大学を」という願いに基づき創設された大学です。ザビエル祭とは、聖フランシスコ・ザビエルの命日であり、感謝を示す日です。

 ◆休暇: 夏期休暇(5日間・2017年度実績)、クリスマス休暇(12/24~25)
 ◆年次有給休暇: 採用初年度10日
 ◆育児休業及び介護休業制度があります  

【研修制度】
 入職後3ヶ月間は試用期間であり、研修期間でもあります。
 その間は人事局付の所属となりますが、各部署へ仮配属となります。
 研修期間中は、大学の歴史や業務説明、各部署のローテーション研修、キャンパス見学の他、グループに分かれて高等教育に関するテーマで共同研究を行う等の研修プログラムを受講していただきます。
 本配属後は、次世代リーダー研修、役職者研修、私立大学連盟研修(公募制)、資格取得の補助制度などがあります。
 人材育成目的で、他大学や企業等、学外との人事交流(出向)もあります。


選考方法について

選考は4段階で行われるようです。

エントリーシート郵送受付    8月10日金)~9月7日(金)消印有効
◆1次面接 (書類選考合格者のみ)  9月29日(土)
◆2次面接(1
次面接合格者のみ) 10月17日(水)~10月18日(木)
◆最終面接(2次面接合格者のみ)    月 7日(水)


詳細は各選考合格者に別途通知いたします。

※日程は変更になる可能性があります。



書類選考は、エントリーシートを大学ホームページからダウンロードし、指定の履歴書と職務経歴書の各一枚に加え、次のテーマについて、A4サイズ1枚に自由形式で記述するというものでした。非常に歯ごたえのあるものでした。内容については、わかりやすくまとめられるかということを見られているように感じました。


「上智学院を志望する理由と、あなたのキャリアや経験をどのように活かせるか、中等・高等教育への 関心をふまえて具体的に述べてください。」


選考内容は、面接が3回あり、新卒の採用試験並にステップがあります。
書類選考を含めると4つの関門を突破しなければ内定までたどり着かない厳しい道のりです。
一般企業の中途採用試験では、所属長と役員の2回の面接が一般的と思うので、3回の面接が設けられていることは、がっちりと多方面から見てくる選考内容になっています。

気になるのは、筆記試験の記載がないことです。大学職員の採用試験は、大抵、筆記試験があります。
しかも、大学によっては一般教養、事務処理能力、作文、性格適正検査、パソコン能力検査など多方面の検査があります。上智学院の過去の体験談を見てみると、どのタイプの問題がでるかはわかりませんでしたが、言語と非言語などの何らかの筆記試験はありそうです。


対策としては、言語は漢字と四字熟語などの問題に慣れておくこと。非言語は、確率や推論や集合などの出やすい問題を集中的に解く練習をして、勘を取り戻しておくことでしょう。採用試験の問題は、時間との戦いです。

念のため、作文対策もしておいた方が良さそうです。上智学院のホームページなどから、建学の精神や学部、取り組みなどについて情報を頭に入れておくこと。また、大学業界全体の課題と上智大学が抱える課題についても、頭を巡らせておいたほうが良いです。さらに、解決に向け方策と自分のスキルや経験を絡めてどう活かしたいかまで練れていれば完璧です。大学職員の採用試験の作文問題は、これらの点を押さえておけば9割型カバーできます。

また、選考日はすでに開示されています。9月、10月、11月に計3度大学に足を運ぶ必要がありますが、1次面接は土曜、2次・3次面接は平日の設定になっています。平日に仕事がある社会人の人にとっては、結構厳しいスケジュールになっています。現職があり、職場に言わずに試験を受ける人も多いと思いますので、なかなかピンポイントで休めなかったりもします。勉強する時間も準備する時間も中々取れないものと思います。

逆に言うと、学生、離職中の人に有利なスケジュールになってきます。
チャンスと思って万全の態勢で試験に臨みましょう。

ちなみに、ホームページには求める人材像として以下の記載があります。
エントリーシートと面接の回答は、これらの項目と自分の職歴や経験と照らし合わせてエピソードを確認しておくと良いかと思います。

次のような方を歓迎します。
(a) リーダーシップを発揮し、多様な人々とともに仕事を創った経験がある人
(b) チャレンジ精神とタフな精神力をもち、困難な状況を乗り越えた経験がある人
(c) 自ら問題を発見し、解決した経験がある人
(d) 大学のグローバル化の即戦力となる人
(e) 高等教育・中等教育に対して、イノベーティブな提案ができる人
(f) 上智学院の新たな道を切り拓く意志と情熱のある人


推定年収は?(大卒新人賃金ベース)

【給料】

 294,700 × 12カ月 = 3,536,400円

【期末手当】

 294,700円 × 4.25カ月 = 1,252475円


 4,815,875円(年収)

 
※月収は求人情報に書いてある29歳例を基準にしています
 ※諸手当(通勤手当、時間外手当、役職手当)は含めていません。


この求人のまとめ

給料だけを見ると、非常に恵まれていると思います。民間企業とは異なり賞与は安定しているようです。会社の業績がない分、公務員に近いようです。ただ、個々人のスキルや能力によって多少の違いはあるようです。いずれにしろ、民間企業から転職したいという人にとっては魅力的に映る求人かと思います。

ワークライフバランスを重視したい方、転勤を望まない方、 学生と接する仕事にやりがいを感じる方などに合った求人でしょう。

年に1度の求人の募集のようですので、興味を持たれた方は準備をされて望んでみてください。
私も準備して臨みます。
お互い内定目指して頑張りましょう!!



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