大学職員になるために英語力は必要かということについて書いていきます。


まず、イメージ上の話をします。

大学職員は大学で仕事をする人。高等教育機関ですので、大学を卒業していて、インテリで、勉強ができる人が集まっていそうな気がしますよね。それでいて、品のいい、帰国子女が大勢のいる。長い夏休みもあり、毎年海外旅行に行くのが当たり前。英語に不自由ないレベルの人たちが、英語で論文を読んでいたりと悠々自適な生活を送る。海外留学生とも毎日楽しげに英語でおしゃべりをする。

これは少しイメージを誇張していますが、間違ってはいないと思います。中にはそういう人たちもいるからです。帰国子女で英語ペラペラ、TOEIC900点以上の人も大学で働く人の中にはいます。特に、俗に言う、偏差値の高い大学には、そういう人たちもたくさんいます。



次に、実際に、大学で仕事生活を送る上で、英語が使われているか英語を使うのかについて、話をします。

結論、部署によります。当たり前ですが、部署によります。大学で留学生と接する機会の多い国際交流センターといわれるような部署や、交換留学を推進するような部署では、英語は日常的によく使われています。留学制度が活発な大学であればあるほど、その傾向にあります。

では、それ以外の部署ではどうかというと英語を使う場面は決して多くはありません。大学職員は年配の方が多く働いています。中には昇格の条件にTOEICの点数を設ける大学もあるかあまり聞きません。実際はイメージとは真逆のとても保守的な大学がほとんどです。私が働いていた大学も総合大学で留学生もいましたが、英語を口にした記憶は一度もないです。法人事務局側の人事部にいたからかもしれませんが、それくらい、実際には英語は業務ではあまり必要とされません。ただ、英語が得意な職員の方も中にはいました。使う機会がなくてもスペックが高い人が多いのは事実だと思います。


次に、大学職員になるために英語力が求められるかどうかについて話をします。

結論、求人によります。たとえば、国際交流センターのような日常的に英語が飛び交う部署の求人の場合は、当然求められます。特定の部署限定での採用の場合、大抵は契約職員や嘱託職員という働き方の求人にはなりますが、応募条件にTOEIC750点以上やTOEIC800点以上と書かれている求人票をよく見ます。
一方で英語を使わない人事や経理、情報システムといった部署で、なおかつ契約職員や嘱託職員という働き方求人の場合、明確に応募条件には書かれていないことがほとんどです。その場合は、むしろその職種での専門職事務としての採用になるため、社労士や簿記や実務経験があった方が有利になってきます。

では、いわゆるジョブローテーション前提の専任職員という総合職採用の場合はどうか。明確にTOEICが応募条件に書かれていないことの方が多いです。中にはTOEIC600点と書かれた求人もありましたが、ほとんどの大学では明文化されていません。仮にも将来もしかしたら国際交流センターへの異動があるかもしれないのですが、現段階ではわからないので、あえて英語で高いハードルを設けようとしないのです。


最後に、英語力がなくても大学職員になれるのかということについて、まとめます。

結論、それでもTOEICはないよりはあった方いいです。実際に業務上で使わない、英語を使う部署には希望出さないから別になくてもいいと思ってしまいがちですが、TOEIC高得点を持っていれば、かなりの加点ポイントになるからです。忘れてはいけないのは、大学は高等教育機関です。今でも、国際化推進、英語力向上を旗を振って取り組んでいる大学は多いです。事業報告書などを読んでいても、職員にTOEIC〇〇点を目指して取り組んでいるといったことが書いてあったりします。受験生や在学生に偉そうに英語力を求めているのに、旗を振る人たちが点数を持っていないとなると、説得力をもちません。だから、大学側としては、当然TOEICができない人よりできる人を評価します。もはや、面目や体裁、建前上の目的のためでもあります。

だから、応募条件に書いてないからTOEICは見られてない、この大学職員になるために、英語は勉強しなくてもいいと考えるのは少し大学職員の選考内容を甘く見ていると私は思います。


要は特に文系色の強い大学では、学力としてTOEICの点数は一番わかりやすい指標です。学歴に自信がない人でも挽回できるだけの力はあります。実際に英語が話せるか話せないかではなく、学力がありますよということを示すために、TOEIC800点以上を履歴書に書けるようにしたいところです。さらに、意外に取得年月日も見られます。免許には一定期間に更新をしなければなりません。TOEICにはそのような制度はありませんが、新しい年月日であればあるほど評価は高いです。


丸腰で大学職員の採用試験を受けるよりは、TOEICの点数を稼いでからの方が確実です。あきらめずに、コツコツと勉強していきましょう。