
今回は集団面接について書いていきたいと思います。
集団面接とは、面接官と応募者の1対1の面接ではなく、一度に複数の応募者が同時に同じ部屋に呼ばれて面接を受けることをいいます。
集団面接とは、面接官と応募者の1対1の面接ではなく、一度に複数の応募者が同時に同じ部屋に呼ばれて面接を受けることをいいます。
新卒の採用面接ではよく見られますが、中途採用ではあまり見られません。それは、新卒では人物重視という良い印象を保ちながら、一度に多くの人を見れるという企業側の思惑があるからだと思います。逆に中途採用では、ヒューマンスキルより、職務経歴を中心に見られるため、受け答えが表面的になりやすい集団面接は向かないのだと思います。
集団面接で注意したい点
個人面接と集団面接の大きな違いは、回答者は自分だけではないという点です。いやがおうでも、自分以外の人の受け答えが耳に入ってきてしまいます。とんでもなく凄い人もいるかもしれません。
また、集団面接が厄介なのは、質疑応答の受け答えとは別に、他の人が話してるときの自分の仕草などから、他の人と比べて協調性や積極性を見られている可能性もあるということです。
集団面接の心構えと対策
まず、1番に心がけたいのは、いつも通りの自分を出すことだと思います。はっきりってしまうと、集団面接で見られるのは話す内容より、話す雰囲気だったり話し方だったりという方が大きなウエイトをしめます。
いつも通り、身だしなみやマナー、表情や話し方。このあたりを気をつけて鏡の前で練習をしておきましょう。
集団面接では印象が重要な理由
ちなみに、印象がなぜそれほど大事なのでしょう?
私は面接官をした経験がありますが、もうするつもりはありません。だから言いたいと思います。
面接官は聖徳太子ではありません。人気企業の採用試験では1日に何十人と面接をするところもあります。はっきりって、複数人に同じ質問をして、一人一人の一言一句聞いて、内容を覚えるなんてことはまずできません。
それでも、仕事ですから、その短い時間に点数やABCD評価をして、最終的には上に提出をしなければいけません。しかも、受ける側にとっては、ある意味人生に大きな影響を与えるかもしれない面接です。適当に評価なんかできません。そうするとどうなるでしょう。
足し算より引き算をして、優劣をつけようとします。わかりやすく印象が悪い、言葉遣いが悪い、マナーがなってないなどが目立つと、評価に頭を悩ませる面接官にとっては、「CDをつけれる。しめしめ。」となります。つまり、面接官の仕事を楽にしてあげる手助けをしてしまうのです。
ここまで性格の悪い人が面接官をするのかと思われるかもしれません。ですが、面接官にとっては面接も仕事なのです。たくさん抱える仕事のうちの一つにすぎません。ましてや、枠は決まっているので、通す人と落とす人を決める作業をしなければいけない。面接官側にとっては、それが面接なのです。他の人と比べられやすい集団面接はなおさら仕事がしやすいのです。
逆に言えば、普通のことを普通にしていればいいだけなのです。面接官の仕事を楽にしないように、印象で減点をさるない準備をするのが一番だと思います。
集団面接のコツ
グループ面接のコツをお伝えします。余裕があるときは、是非試していただくと良い結果に繋がると思います。
その一、
答えは一言で済ます。他の誰よりも短く端的に。
集団面接は個人面接と比べ時間が限られています。自分の時間を他の人にわけあたえてあげるつもりで答えましょう。言いたいけれども言わないと言うスタンスで、聞かれたら答えられるように準備しましょう。たとえば、健康状態を聞かれたら、あれこれ余計なことは言わず「良好です」とだけ答えるようにします。そうすることで、協調性と納期意識をアピールできます。逆に、喋りすぎは明らかな減点対象になりますので注意が必要です。周りが見えてない、視野が狭い印象を与えてしまいかねませんので、気をつけましょう。
その二、
他の人が答えているときも態度を変えず、仁王ずわりをする。
他の人が話しているときは、その人を見たり頷いたりした方がいいのではと迷うことがあるかもしれません。ですが、あくまで集団討議ではなく集団面接です。自分の回答に集中するのが無難だと思います。ただ、たとえば自分の番に回ってきたときに、冒頭に「私は」とつけて、前の人の話を聞いてたよアピールをするのはありだと思います。態度ではなく、言葉で空気を読めていることをアピールします。
その三、
最後に企業への質問タイムがあれば、少なくても一度は手を上げる。そしてみんなが聞きたい質問をする。
率直に志望度と積極性をアピールできる良い機会です。ただ、自分だけが聞きたい内容をすると、かえって協調性の面でマイナスを食らう恐れがあります。職場の雰囲気や、勤務時間、フレックス制度の有無などみんなが聞いてプラスになる質問に絞って丁寧に質問をしましょう。またここまでで、通る通らない瀬戸際にいる場合、ここで現実感を持ったスマートな質問ができれば通過の決め手になると思います。
ちなみに、この裏ワザは、最近私が実体験で試しています。中途採用の集団面接を2回受けましたが、2回通っています。だから、間違ってはないと思います。
まとめ
まず、集団面接とは言え、面接の基本を忘れないことが一番重要です。その上で、集団面接で見られる点を理解して、対策につなげましょう。健闘お祈りします。
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